今月の時事ニュース
岐阜市で開かれた「ぎふ信長まつり」でキムタクが織田信長役で登場。
過去最多のおよそ46万人が集まったらしい。
キムタクは俺がものごころついた時からずっとキムタクやってるのがすごい。
老けてる感じがぜんぜんしないけど、46万人の異性からの注目というのはアンチエイジング効果があるのかな。
今月の俺ニュース
ネットワークエンジニアとして今月もずっと研修だった。
なんでネットワークエンジニアに転職したのかは、この動画で解説したので要チェックだ!
【書評】2022年11月発売のおすすめビジネス書3冊
広告の仕事
広告業界のリアルな内情が知れる本。
本書では、広告業界の経験則として「3Bの法則」というものが紹介されている。
- 美人(Beauty)
- 赤ちゃん(Baby)
- 動物(Beast)
この3つの頭文字をとって3Bなんだけど、要はこの3つを広告やCMに出しておけば手っ取り早く視聴者から注目が集まるわけだ。
てか、今のYouTubeを見ても、だいたい美人や、かわいい動物の赤ちゃんがサムネに出ていることが多い。
俺が3Bの法則のいい例だと思ったのが、アイフルのこのCM。
そもそもアイフルは消費者金融・カードローン会社だから、お金を借りる会社だ。
お金の貸し借りは笑えない緊張関係になるし、実際に怖いお兄さんが取り立てに来ることもありそう。
消費者金融は恐ろしい業界で、そもそもお金に困ってもあまり関わらないほうがいい。
でも、このCMはチワワ(Beast)によって、そんな消費者金融をポップで親しみやすい印象に変えてしまった。広告の力だ。
いったい何人がこのチワワに騙されて、無謀にお金を借りて破産したんだろう。
広告の恐ろしさがわかるいい例だと思う。というか、本来の恐ろしさを広告は隠してしまうと言ったほうが正しいかも。
かわいいチワワの正体は悪魔の手先だったよ、という話は前の記事に書いたのでぜひどうぞ。
杉山 恒太郎『広告の仕事~広告と社会、希望について』
— タロン@ぼっちボート (@shin_taron) December 8, 2022
「人間の体の70%は水です。あなたが汚した水は、いつかあなたを汚すことになります」
っていう広告いいな。いかに他人事の感覚をなくすかがいい広告の条件なのかもhttps://t.co/yb5CbPHjFb
コスパで考える学歴攻略法
日本の大学の学費のコスパが意外といいことに気づく本。
日本の大学の学費は高いと思ってたけど、意外とそうでもないらしい。
理系に関しては、世界中のどこの大学でも勉強する教科書はほとんど同じで、習得すべき専門知識も世界共通なので、学費が非常に安い。
『コスパで考える学歴攻略法』より
日本の大学はとてもコスパが良い。経済学などのしっかりと体系が確立されている社会科学も同様だ。
たしかに、理系が学ぶ内容は世界でも共通している部分が多い。
だからこそ、技術者は英語がそんなに得意じゃなくても、海外で活躍できるんだ。
国公立なら、医学部でも学費は年間たったの50万円程度である。
一方で、アメリカの大学等は奨学金がもらえるケースもあるが、寮費と合わせて年間800万円程度するのが普通だ。学ぶ内容が同じなら、学費が安いほうが得である。
さらに、日本の国立大学なら、これらの海外の非常に学費が高い大学にも、無料で(所属する国立大学の学費を払うだけで)交換留学ができる。こんなに得な事はないだろう。
『コスパで考える学歴攻略法』より
つまり、学費の安い日本で世界共通である理系分野の学部に進むのが、最も学歴的にコスパの良い方法なんだと思う。
俺も最近、文系コンプレックスが炸裂していて、「あ〜やっぱ、理系学部に進んでおくべきだったな」と後悔している。
理系は文系より少し学費が高めになるけど、世界共通の分野が学べるんだから、コスパは最高だ。
何もしないほうが得な日本
日本で働かないおじさんが生まれる理由がわかる本。
本書で最も衝撃的だった図はこれ。
年功序列の会社では、若いときは貢献度以下の報酬しか受け取れないんだけど、中高年になると貢献度以上の報酬を受け取れるようになる。
貢献度と報酬の線が交差するのは、おおむね45歳くらい(図のX)らしい。
つまり、年功序列の会社員にとっては、
45歳くらいで会社を辞めるのが最も損なんだ。
45歳くらいで辞めてしまうと、今まで会社に預けてきた「貯金」が引き出せなくなるのと同じ。
だから、45歳を過ぎた「働かないおじさん」は、意地でも会社を辞めないし、年功序列制度の廃止にも反対するわけだ。
働かないおじさんからすると、45歳以降は大して会社に貢献しなくても給料がもらえるんだから、合理的で賢い戦略だ。俺でもそうする。
なので、やっぱり悪いのは働かないおじさんではなく、年功序列制度そのものなんだろう。
年功序列が生み出した悲劇のモンスターが、「働かないおじさん」なのかも。
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