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2022年読んでよかった本10冊

【書評】『ブルシット・ジョブ―クソどうでもいい仕事の理論』|かんたんに要約

『ブルシット・ジョブ―クソどうでもいい仕事の理論』を読みました。
 

 

「ブルシット・ジョブ」は、流行語大賞にノミネートされてもいいくらいスカッとする言葉ですね。

 
分厚い専門書ではありますが、働き方についての本なので、実感がわきやすく読みやすいです。
 
 
ブルシット・ジョブの定義はこちらです。

「 ブルシット・ジョブとは、非雇用者本人でさえ、その存在を正当化しがたいほど、完璧に無意味で、不必要で、有害でもある雇用の形態である。とはいえ、その雇用条件の一環として、本人は、そうではないと取り繕わなければならないように感じている」

 
もっとわかりやすく言うと、
「ブルシット・ジョブとは、働いている本人からしても、なくなったとしても誰も困らないと思える仕事のこと。
ただ、『なくなっても誰も困らない』と公言してしまうと、職を失うおそれもあるし、働くことによって得ている満足感が消えてしまうので、みんなうすうす気づきながらも誰も言わない」
 
━━これがブルシット・ジョブです。
 
 
中間管理職や、コンサルタント、金融関係の職などは、ブルシット・ジョブの代表例として本書で登場しています。
 

まあ、中間管理職は、部下に仕事を割り振っているだけなので、最悪なくなっても困らないんですよね……

 
 
本書をざっくり要約すると、こうです。
要約

・かつてケインズは「2030年までには、テクノロジーの進歩により、欧米諸国で週15時間労働になるだろう」と予言した。

➡︎しかし、実際には長時間労働は終わっていないのはなぜ?
 

・それはブルシット・ジョブが原因。

 

・テクノロジーの進歩によって本当なら週15時間労働でよくなっているにもかかわらず、「働いているんだ」という実感を得るためだけにブルシット・ジョブで労働時間を水増しして、週40時間労働になっている。

 

・ブルシット・ジョブをなくすには、ユニバーサル・ベーシックインカムが必要だというのが結論。


 
僕なりの要約ですが、大きくは間違っていないはず。。。

 
 
実は、僕たちの世界はとっくに、週15時間労働で十分になっているのかもしれません。
 
 
ただ、特に日本の場合、「長時間働く人はすごい!」という労働観があるので、1日にわずかしか働いていないと、「世間体」が悪くなるのでしょう。
 
 
本当なら、テクノロジーの進歩のおかげで週15時間労働で十分なはずなのに、「世間体」のために週40時間労働になっているのだとしたら、なんとヘンテコな世界でしょうか……。
 

1日3時間労働でも十分なのかもしれない……

 
 
ただ、なくなっても誰も困らない仕事であるブルシット・ジョブについている人はたくさんいます。
なんでブルシット・ジョブをするかというと、生活費を得るためですね。
 
 
生活費を得るためだけに、やりがいのないブルシット・ジョブについている人がたくさんいるのです。
(ブルシット・ジョブにやりがいがなさすぎて、精神を病んでしまう人も多いらしい)
 
 
著者は、解決策として、ベーシックインカムの導入を提案しています。
 
 
つまり、「ベーシックインカム」を導入して、全国民に最低限の生活費を配ればいい。
そうすると、食うために仕方なくブルシット・ジョブをする人はいなくなり、みんなやりがいを求めて職探しをするようになる……というわけです。
 
著者はベーシックインカムについては、わりと楽観的なようです。

 
 
今、コロナ禍で医療の最前線でエッセンシャルワーカーが働いていますが、彼らの賃金は低く、待遇も悪いです。
 
 
それに対して、ブルシット・ジョブに従事している人が高賃金を得ているのは、やはりおかしいですよね。
 
 
 
正社員/バイトにかかわらず「なくなっても誰も困らない仕事」(ブルシット・ジョブ)を経験したことのある人は多いはず。
 
 
そんな人は、この本をおすすめします。モヤモヤがすっきりしますよ。
 
 
 
最後にもう一度、本書の要約をのせておきますね。
要約

・かつてケインズは「2030年までには、テクノロジーの進歩により、欧米諸国で週15時間労働になるだろう」と予言した。

➡︎しかし、実際には長時間労働は終わっていないのはなぜ?
 

・それはブルシット・ジョブが原因。

 

・テクノロジーの進歩によって本当なら週15時間労働でよくなっているにもかかわらず、「働いているんだ」という実感を得るためだけにブルシット・ジョブで労働時間を水増しして、週40時間労働になっている。

 

・ブルシット・ジョブをなくすには、ユニバーサル・ベーシックインカムが必要だというのが結論。


 

 

 

 

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