今月の時事ニュース
南太平洋のトンガ諸島で海底火山噴火が起こった。
噴火の衝撃波が地球を10周するほどの威力だったらしい。
この衝撃波によって正体不明の津波が発生したんだけど、気象庁も当初は「何が起きているかわからない」とお手上げ状態だったみたい。
コロナというジワジワ系の災害と、地震や噴火という一発エンド系の災害。
人類はいつになったら安心できるんだろう。
今月の俺ニュース
アメリカに出張に来て、すぐに太り始めた。
会社の食堂にも無料のハンバーガーとコーラがありまくりだから、つい食べ過ぎてしまって……。
26年間「食っても太らない」を自称してきたけど、「食ったらふつうに太る」という事実を発見した。
外国に行くと新たな自分を発見できる。
2022年1月発売のおすすめビジネス書3冊
現代病「集中できない」を知力に変える 読む力
佐々木俊尚さんは有益な情報を毎朝8時ごろにツイートするという「朝キュレ」をやってて、俺も毎日見てる。
有益な情報が勝手に入ってくるからフォローしておこう。
佐々木俊尚さんのTwitter
あんなに質の高い情報を毎日発信するのは尋常じゃない情報収集が必要。
本書では、毎日「朝キュレ」を行う著者の「読む力」が解説されている。
情報収集におすすめとして紹介されているアプリはたとえば、以下の通り。
FeedlyとInoreaderは、いわゆるRSSリーダーだ。
━━と思ってたんだけど、著者はRSSリーダーの使用を強くおすすめしていた。その理由も納得だった。
詳しくは本書で。
個人的にはPocketがすごく使い勝手がよくて、「後で読む」機能を使って記事をどんどん放り込んでアーカイブ化できるのがいい。
長い記事を読む集中力がない時は、とりあえず「後で読む」に放り込んでおくといい。
物価とは何か
けっこう難しい。
「価格はそのままなのに、商品が小さくなる」というステルス値上げが、最近よくある。
なぜそれほど日本では、商品価格を上げることに抵抗があるのか?
その一つの解答が本書では書かれている。
ただ、本書はかなりむずかしい。
読む気が起こらない人は、本書の「はじめに」だけでも読むのがおすすめ。
「はじめに」から少しだけ引用しておく。
物価とは蚊柱である━━これが「物価とは何か」という問いに対する、私の最初の答えです。
世の中に何十万と存在する個別の商品それぞれが、1匹1匹の蚊に当たるというわけです。
猛烈な速度で移動する個体もあれば、ゆっくりと移動する個体もあります。
早く移動するものは価格が激しく変動している商品、緩やかに動くものは価格が安定している商品だと考えてください。
そうした商品の群れから少し距離をとって眺めると、群れ全体が見えてきます。
ちょうど蚊柱という1つの物体があるように。これが物価です。
素人には理解できない物価という難しい概念が、蚊柱にたとえてわかりやすく解説されてる。
「はじめに」は4ページだけなので、立ち読みでもいいからぜひ読んでみてほしい。
メタバースとは何か~ネット上の「もう一つの世界」~
メタバースにハマることを、「現実逃避」と呼ぶのか「開拓者」と呼ぶのかは難しい。
メタバースに行きたがる人はリアルに不満がある人が多いから、メタバースはリアル社会になじめない社会不適合者にとってオアシスになるのかも。
ただ、本書では、
━━と予測されている。
なぜなら、自由と平等はトレードオフだから。
- 自由をとろうとすれば、自由競争の結果、格差が生まれて平等ではなくなる。
- 平等をとろうとすれば、制限や再分配が生じるから自由ではなくなる。
今は社会の雰囲気として、平等ではなく自由が重視されている。
それはメタバースでも変わらないだろうから、メタバースでも自由にやった結果としての格差は生じることになるらしい。
「現実の格差がイヤだからメタバースに逃げ込んだら、メタバースでも格差が生まれる」というオチになるのかもしれない。
『メタバースとは何か』
現実の格差がイヤでメタバースに逃げ込んでも、結局はメタバースでも格差は生まれるだろうという残念な未来予測がおもしろかった。
現実だろうがメタバースだろうが、人が2人以上いれば格差は生じるのかもね。https://t.co/Vb44tDMjG7
— タロン@ガジェボート (@shin_taron) July 2, 2022
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