今月の時事ニュース
まるで生身の人間を相手にしているようなリアルな文章を生成してくれるChatGPTが話題だ。
今のグーグル検索はキーワードで検索するけど、ChatGPTが普及したら対話型の検索エンジンになるかもしれない。
試しに「ホワイトデーにお返しをすべきかどうか」をChatGPTに聞いてみたら、まともそうだけどヘンテコな回答が返ってきた。
でも、精度の高さはすごい。
ホワイトデーにお返しをすべきかどうかを「相手とよく話し合って決めるのがいいでしょう」と答えるChatGPTくん。 pic.twitter.com/2zh1Zsc2Fv
— タロン@ぼっちボート (@shin_taron) February 19, 2023
てか、大学生がChatGPTでレポートを書いたとしても、ChatGPTは生成される文章が毎回違うから、教授がコピペチェッカーを使っても学生の不正を見抜くことはできなくなる。どうなる大学。
GoogleはかなりChatGPTを警戒しているらしい。
Google検索がオワコンになる時代はそこまで来ている?
今月の俺ニュース
せっかくの年末年始だというのに、コロナにかかりました。
熱はたいしたことないけど、喉がかなり痛むのでコロナ怖い。
あと今月は、半年前に炎上した面接の録音を公開した。
完全に面接官が悪いと思ってたけど、振り返ってみると俺が悪くて草です。
【書評】2023年1月発売のおすすめビジネス書3冊
ゼロからの『資本論』
読もうとしても絶対に挫折する古典ランキング1位(俺調べ)のマルクスの『資本論』。
超難解な『資本論』をゼロから教えてくれるのがこの本。
そもそも『資本論』自体がむずかしいので、この本もまあまあむずかしいんだけど、読みごたえがあった。
マルクスは『資本論』でこう書いているらしい。
大洪水よ、わが亡きあとに来たれ!
資本家たちは地球環境の持続性なんて考えずに、目先の金儲けに全力を注いでいる。
自分が死んだ後に大洪水が来ようと、俺たちの知ったこっちゃない。
資本家たちはこう考えているんだろう。
資本家たちは次の世代にバトンを渡そうとはしていない。自分さえ逃げきれれば、後の世代はどうでもいい。
「大洪水よ、わが亡きあとに来たれ!」
これが資本主義だ。
ちなみに本書では、初のライブ配信でリアルタイム読書という試みをやってみた。
一人でぶつぶつしゃべりながらメモを取るという狂気の一人芝居みたいなんだけど、割とおもしろかったのでまたやりたい。
今週土曜の19時からまた読書配信やります😇
— タロン@ぼっちボート (@shin_taron) February 2, 2023
読む本はゼロからの『資本論』です。
ネットワークエンジニアについてとか、練馬区ワンルーム家賃3万円の事故物件についてとか、質問あればライブで答えるのでよろしくお願いします😌https://t.co/34S61Yb46M pic.twitter.com/lI9zEUmjU1
HSPブームの功罪を問う
HSP(Highly Sensitive Person)はいわゆる「繊細さん」と言われる人たちのことで、最近はTwitterでも@HSPと名乗るアカウントが多い。
でも、本書はそんなHSPブームに警鐘を鳴らしている。
- 仕事や家庭がうまくいかないことの理由を、安易にHSPに求めていないか?
- HSPの適用範囲を広げすぎて、誰にも使える便利な言い訳カードと化していないか?
人はうまくいかない理由を求めてしまうもので、HSP(繊細さん)というカードが思考停止のまま濫用されているのかもしれない。
しかも、HSPカウンセラーという謎の肩書きを持つ人が現れ、健康保険がきかない自由診療のもとHSPの検査や診断、さらには治療行為をしているらしい。
仕事がうまくいかない……
もしかして私がHSPであることが原因なんじゃないか?
そうだよ!
繊細さんのあなたは仕事に向いてないんだよ。
だから、このクリニックで治療して行きなさい。
やっぱりHSPが理由だったんだ!
治療してもらおう!
━━こうして新たにHSP産業という利権が生まれた。
人生がうまくいかない理由なんて山ほどあるけど、自己分析ができない人は「繊細さん」という優しいワードに惹かれて思考停止のままそれを言い訳カードに使ってしまうんだ。
ぶっちゃけ、
繊細さんというより、ただの無能の人だって多いだろう。
繊細さんは無能の言い換えにすぎないのかもしれない。
英語と日本人 挫折と希望の二〇〇年
日本人が英語を学び始めたのは、1808年のフェートン号事件かららしい。
鎖国中の日本に堂々と侵入してきたイギリスのフェートン号だが、日本は平和ボケしており、追い返す装備がなかったらしい。
日本人は自ら進んで英語を学んだのではない。
『英語と日本人』より
英語の方から襲来してきたのである。
この「英語を学ばざるをえない」という構図は、フェートン号事件から現代の受験英語に至るまで、日本人の宿命だといえよう。
その後、鹿鳴館時代には「英語をしゃべれない奴は人間じゃない」と言われ、戦争中は「英語なんて敵性語だ!」となり、今はまた英語コンプレックスが再燃して「グローバル人材になるためにTOEIC900以上が必要!」になってる。
なんか日本人と英語って、好きなのか嫌いなのかわからない微妙な恋人同士の関係みたい。
『英語と日本人 挫折と希望の200年』
— タロン@ぼっちボート (@shin_taron) February 9, 2023
鹿鳴館ブームで「英語を喋れない奴は文明人じゃない」と言われたかと思えば、戦争中は英語は敵性語になり、「鬼畜米英」に。
戦後はまた欧米コンプレックスから英語礼賛の空気に。
日本人と英語の関係、こじれすぎぃ!https://t.co/OruYhJjWxf
コメント