どんでん返しとは、いわば「魔球」のことです。
ただのストレートだと思っていたら、バッターの手元で急に球が分裂する、みたいな。
今回は、そんな魔球映画を集めてみました。
第5位 キャビン
ウェーイなノリの大学生たちが、森の中にある小屋(キャビン)に宿泊する。
すると、徐々に奇怪な現象が起こり始める……というべたなストーリー。
この映画、前半だけを見て、「ああ、もう何度も見たストーリーの映画だから もういいや」と思って視聴を止めた人もいたのではないだろうか?
でも、見てくれ。Amazonのレビュー数の異常な多さを。
このレビューを書いている人は、みんなどんでん返しをきれいに食らった人たちの叫びである。
正直、後半はいろんな要素をつめこみすぎて、カオスになっているけど、予備知識なしで見ると間違いなくびっくりしますよ。
第4位 アザーズ
二人の子供と暮らす主人公(ニコール・キッドマン)。
子供たちは、日光にあたってはいけない病気を患っている。そのせいで屋敷内のカーテンは閉め切られ、いつも薄暗い。
そんな屋敷で、不可解な現象が起こり始めて……というストーリー。
これもきれいなどんでん返しです。
すぱっと一刀両断されます。
てっきり主演のニコール・キッドマンが恐怖に震える様子を堪能するだけのホラー映画かと思っていたら、まさかこんな上質なミステリー要素があったとは!
ラストを見ると、「アザーズ(他の者たち)」という、変なタイトルの意味もわかりますよ!
第3位 ベター・ウォッチ・アウト クリスマスの侵略者
両親が不在の間、ベビーシッターとして雇われているアシュリーが家にやってくる。家には少年ルークが留守番をしており、二人は仲良く過ごすが、家に侵入者が現れて……というストーリー。
これも観客の意表を突く新しい種類のどんでん返し。
かなり胸くそ悪いどんでん返しなので注意!
たとえて言うなら━━
ダーク版『ホーム・アローン』という感じだろうか。
無名の俳優ばかりだけど、映画の出来栄えはやはり脚本が重要なんでしょうね。
第2位 ソウ(SAW)
有名シリーズの第一作。
ソウシリーズはたくさんの続編が作られているが、残念ながらこれ以降の作品はグロいだけのスプラッター映画になっちゃった。
第一作目は、ほどよいグロさと上質などんでん返しのブレンドが絶妙です。
グロいの苦手な人にも、第一作目だけはおすすめしたい。
「どんでん返しといえば、この映画」みたいなもんですからね。
第1位 悪魔のような女
第1位は急に古い映画です。
1955年制作のフランス映画ですから、このランキングの中では圧倒的に古い。
古い映画なんて見ない!
という人もいるかもしれないけど、どんでん返しの楽しさを味わうには脚本が重要なので、撮影技術の古さは関係ない。
タイトルの通り、「恐ろしい女の話」です。
ただ、勘のするどい人ならけっこう気づくかもしれないですね。
まとめ
いかがでしたか?
どんでん返しとは、退屈な日常生活では絶対に味わえない、フィクションの世界のみで許される愉悦の世界です。
どんでん返しの連続のような波乱万丈の日常生活を送っている人以外は、間違いなく楽しめるはず。
今こそ、どんでん返し映画を見て退屈な日常生活に花を添えよう!
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