『メモの魔力』といえば、超ベストセラーになっているビジネス書ですね。
メモというアウトプット法を解説してくれている本で、まず先に言っておきますが、名著です。
しかし
どうしても一つだけ反論したいことがあるのです。
ベストセラーに反論するのは怖いのですが、思い切って書いてしまいます!
1.『メモの魔力』へ一つだけ反論したい
『メモの魔力』には、こんなふうに書かれています。
デジタルメモよりもペンで書いたメモのほうが、脳が刺激を受けるので覚えやすい。
スマホやパソコンにメモを書くと覚えにくいので、なるべく紙のノートにメモするようにしよう。
(正確な文章は忘れましたが、こんな感じで書いてあったと記憶しています)
つまり、「キーボードで楽に打つよりも、めんどくさくてもペンを使ってメモしよう。そのほうが記憶に残るよ」ということですね。
しかし、僕はここに反論したい。
紙のノートは「検索」できない
僕も昔は、ノートにペンでメモをとっていました。
しかし、何冊もノートがたまってくるにつれて、紙のノートにメモをすることの致命的なデメリットが明らかになりました。
それは、
最初のうちはノートのどこに何を書いたか覚えていても、そんなのすぐに忘れます。
昔に読んだ本の知識を思い出したい時に、「ノートのどこに書いたっけなあ」と、ぺらぺらページをめくらないと発見できないのは、かなり不便です。
紙のノートにメモをとることが不便だと気づいた僕は、ノートを捨てて電子メモをとるようにしました。
電子メモなら「検索」できるので、必要な情報をすぐに取り出せる
それに対して、電子メモなら「検索」が可能なので、必要な情報をすぐに取り出せます。
たとえば、「『メモの魔力』を昔に読んだけど、どんな内容だったっけ……」と思った時には、メモの検索欄に「メモの魔力」と打ち込めば、瞬時に該当のページに移動できます。
これが便利すぎるんです。電子メモの最大のメリットは間違いなくこれ。
必要最小限のシンプルさが気に入っていて、iPhoneでもデスクトップでもノートパソコンでも一瞬でメモの内容が同期されるので、超便利。
iPhoneを使っている人は、問答無用でおすすめ。
電子メモなら、人と本の話をしていて「あ、あの本の話をしたいけど、どんな内容だったっけ」とド忘れしても大丈夫。
スマホでメモを検索すれば、すぐに思い出せます。
紙のノートにメモをとると、どうしても物理的な量が増えます。
それをすべて持ち運ぶのは無理ですよね。
2.「紙のノートに書いたほうが覚えやすい」という意見に反論します
「紙よりも電子メモのほうが便利だ」と言うと、おそらく、
いや、紙にメモしたほうが覚えやすいし、暗記もしやすいじゃないか」
──という反論がきそうです。
たしかに、実際に手を動かしてペンを走らせたほうが暗記しやすそうな気はします。
しかし、僕は思うのですが、
本を読んで得た知識なんて、どんどん忘れていいのです。
大事なのは、
忘れても、そのたびに思い出せばいいのです。
なので、検索可能な電子メモにメモをとることが大事なのです。
ちょっと難しいんですが、伝わってますかね、これ……。
例外もあります
一つ例外を言っておきますと、
受験生とかって、歴史用語を漢字込みで覚えたり、英単語のスペルを暗記したりしないといけませんよね。
その場合は、べつに後から検索する必要はないので、ガシガシ紙に書いて覚えるべきだと思います。
電子メモでは漢字や英単語のスペルを暗記するのは難しいですからね。
受験勉強や資格試験勉強などの場合は、紙に書きまくるほうが暗記はしやすいと思います。
【まとめ】主力はやはり電子メモ
僕の場合、紙にメモすることはほとんどありません。
本で得た知識、ニュースサイトで得た情報、お笑い番組で見たおもしろいツッコミ、などなどメモしたいと思った時には、ほぼすべて電子メモをとっています。
どう考えても、電子メモは「検索」が便利すぎます。
この先も紙にメモすることは、ほとんどないでしょう。
特に読書家のあなたは、なんとなくかっこいいからという理由で紙のノートにメモをしている人が多いかもしれませんが(僕も昔はそうだった)、冷静に考えると電子メモのほうが圧倒的に便利です。
別にiPhoneのメモ帳でも、Evernoteでもなんでもいいので、
ここだけは、『メモの魔力』を読んでいて納得できなかったので反論させていただきました。
あなたは僕と『メモの魔力』のどちらに賛成してくれますか?
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