今回、紹介するのは「人が消えてしまう」映画です。
ホラー映画のおすすめに出てくるのが、単に観客をびっくりさせるだけの安っぽいホラー映画でがっかりしたことはありませんか?
ここで紹介するのは、「ジワジワ怖い」映画ばかりです。
単にデカイ音でビビらせたりするような演出ではなく、ゆっくり迫りくるような静かな怖さがありますので、ホラー映画に飽きた人にもおすすめです。
3位 フライト・プラン
ジョディー・フォスター主演の映画。
飛行機という高度数万メートルの密室で消えてしまった娘を、必死に探す母親を演じています。
見どころ
一緒に飛行機に乗ったはずの娘が、ちょっと目を離したすきに消えてしまいます。
客室乗務員が総出で探しても見つからず、他の乗客からも「あなたの娘なんて見ていない」と言われ、ついには、
「初めから娘なんていなかったんじゃないのか?」
と周囲の人間に疑われはじめます。
ジョディー・フォスターもだんだん精神が不安定になってきて、娘が本当にいたのかどうか自分でも自信が持てなくなり……。
──という感じのストーリーです。
この映画のオチはけっこう賛否両論ですが、前半のサスペンスの高まりはすごい(飛行機という空間が狭い密室なので、ほんと息苦しくなるくらい)ので、見る価値はありです!
2位 バルカン超特急
人がこつぜんと消えてしまう映画としては、最古の映画かもしれません。
見どころ
この映画も、列車という密室の空間(飛行機よりは途中下車が簡単ですが)で、おばあさんが消えてしまうというストーリーです。
そのおばあさんを目撃したのは、主人公の女性だけ。
他の乗客は口をそろえて、
「そんなおばあさんなんて見ていない」
「夢でも見たんじゃないのか?」
と、主人公の言うことを信じようとしません。
主人公はだんだん、おばあさんは自分の見た幻かもしれないと疑いはじめますが、列車で奇妙なことが起こりはじめます……。
ホラー感は少なめで、どちらかというとミステリー映画に近いです。
おばあさんは実在するのか、それとも幻か……?
見て損はない古き名作です。
1位 バニー・レークは行方不明
正直言って、この映画を紹介したくてこの記事を書いたようなものです。
さっきの2作品はおまけみたいなもので、この映画こそが僕が全力でおすすめしたい映画です。
見どころ
この映画では、主人公(シングルマザー)の娘が消えてしまいます。
ただ、前の2作の映画とは違って、この映画では娘がまったく画面に登場しないんです。
さっき紹介した2作は、行方不明になった娘やばあさんが映画の冒頭のシーンで登場していましたが、この映画ではまったく登場しないんです。
なので、観客も本当に娘が存在するとは信じられなくなってくるんです。
そして、ラストのおそろしいシーンは、僕もびっくりしました。
物語に破綻がない
ジワジワくる怖さ
ありえない……けど論理的にありうるラスト
これほどの特徴を備えたじわじわホラー映画は、他に見たことがないです。
なんでもっと有名にならないのか不思議な映画
【まとめ】ふつうのホラー映画に飽きたら見てね
今回紹介したのは、ジワジワ来るホラー映画です。
ドカンと爆発するような怖さではありませんが、ボディブローのようにジワジワと効いてくるような恐怖です。
「ジワジワホラー映画」、「行方不明映画」「神隠し映画」……。
どう呼んでもOKですが、とにかく怖いことは間違いないです!
特に『バニー・レークは行方不明』がほんとおすすめ
ふつうのホラー映画に飽きたあなた!
今日は、ジワジワ来るホラー映画で夜を明かしませんか?
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