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2021年読んでよかった本10冊

【書評】『思考は現実化する』|タイトルしか読む価値がない

1937年の刊行以来、世界で1億部突破の自己啓発本のキング。
 
 

それが『思考は現実化する』。
 
 

でもこの本、タイトルしか読む価値がない。
 

 

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成功例しか教えてくれない

600ページもある分厚さなんだけど、ひたすら思考が現実化したエピソードが紹介されるばかり。
 
 
4時間くらいかけて600ページを読み終えても、ふーん「思考は現実化するんだな」という感想しか出てこない。
 
 
じゃあ、タイトルだけ読んで5秒で済ませた方がよかったやないか。
 

というか、成功例ばかり紹介されても説得力がない。
 
宝くじで3億円当てた人の例ばかり紹介されても、「俺も当たるんだ!」と思えるわけがない。

無理ゲー押し付けおじさん

一番ヤバかったのは本書で紹介されていたこのエピソード。
 
フォードは8個のシリンダーを組み込んでエンジンを制作しようと思い、技師に設計を依頼した。
ところが、フォードのアイディアをもとに設計図を描いた技師は、このシリンダーエンジンが理論的に不可能であるという結論を出した。
 
「なんとしても完成させるのだ」
と、 命令した。
「しかし不可能なものは不可能です」
と技師は言う。
「とにかくやってみたまえ。たとえどれだけ時間がかかってもいいから、完成するまではこの仕事だけに打ち込むんだ!」

━━恐ろしや。
 
無理ゲーをプレイさせられた技師たちはかわいそうだけど、なんと技師たちはフォードの望み通りのエンジンを完成させてしまう。
 
 
さらに恐ろしいのは、技師たちの発明がフォードの手柄になっていること。
 
 
スポットライトを当てるべきなのは、フォードという無理ゲー押し付けおじさんよりも、試行錯誤してエンジンを完成させた技師たちだろうに。
 

読むべきはタイトルだけ

「思考は現実化する」というのは俺も正しいと思う。
 
 
日頃から思考していることには無意識にアンテナを張るし、関連情報も入手しやすくなって実現しやすくなるから。
 
 
でも、やっぱりこの本はタイトルしか読む価値がない。
 
 
まあ100年近く前の本だから、タイトルだけでも現代に通用するのはすごいのかもしれない。
 
 
タイトルだけ見て読んだことにできるお得な本なので、ぜひあなたもタイトルを読んでいってほしい。
中身を読む必要はない。
 

 

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