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2022年読んでよかった本10冊

【英語で読む】『ダンス・ダンス・ダンス』名言9選

今回は、村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』の名言を9個集めました。

ホテルが突如、真っ暗闇になるシーンはかなり怖かったですね。

村上春樹の作品の中では、唯一「怖い」と感じたシーンでした。

英語の翻訳はおおむね原文を尊重している感じですが、英語圏には伝わりにくいギャグなどは、ばっさりカットされていました。

翻訳の難しさがひしひしと伝わります……。

 

底本はこちら。翻訳者はAlfred Birnbaumです。

 

1
よくいるかホテルの夢を見る。
 
I often dream about the Dolphin Hotel.

 
2
でもとにかく死んでしまった。
 
いちど死んでしまえば、それ以上失うべきものはもう何もない。それが死の優れた点だ。
 
 
But anyway, he was dead.
 
Nothing more. Maybe that’s the best thing about death.

 
3
この巨大な蟻塚のような高度資本主義社会にあっては仕事を見つけるのはさほど困難な作業ではない。
 
その仕事の種類や内容について贅沢さえ言わなければ、ということだ、もちろん。
 
 
It takes no great effort to find work in the giant anthill of an advanced capitalist society.
 
That is, of course, so long as you’re not asking the impossible.

 
4
踊るんだ。音楽が続く限り。

Dance. You gotta dance as long as the music plays.


 
5
「本当にいいものはとても少ない。何でもそうだよ。本でも、映画でも、コンサートでも、本当にいいものは少ない。
 
いいものは1時間ラジオを聴いて1曲くらいしかない。
 
あとは大量生産の屑みたいなもんだ」
 
 
“ I think that really good songs──or really good anything──they’re hard to find.
 
Like if you listen to the radio for a whole hour, there’s maybe one decent song.
 
The rest is mass-produced garbage.”

 
6
「僕は昔は人間というものは1年1年順番に歳をとっていくんだと思ってた。でもそうじゃない。
 
人間は一瞬にして歳をとるんだ」
 
 
“ I used to think the years would go by in order, that you get older one year at a time. But it’s not like that.
 
It happens overnight.”

 
7
奇妙なことには人間にはそれぞれにピークというものがある。そこを登ってしまえば、あとは下りるしかない。
 
それはどうしようもないことなのだ。そしてそのピークが何処にあるのかは誰にもわからない。
 
 
Humans achieve their peak in different ways. But whoever you are, once you’re over the summit, it’s downhill all the way.
 
Nothing anyone can do about it. And the worst of it is, you never know where that peak is.

 
8
「あなたの心臓の中にパックマンがいるみたい。パックマンがあなたの心臓を食べてるの。ピッピッピッッピピッピッ、て」
 
“ Sound like there’s a Pacman crunching away at your heart. Bip-bip-bip-bip-bip-bip-bip-bip.”


 
9

「残念ながらちゃんと時間は動いてるね。
 
時はどんどん過ぎ去っていく。過去が増えて未来が少なくなっていく。可能性が減って、悔恨が増えていく」
 
 
“ Unfortunately, the clock is ticking, the hours are going by.
 
The past increases, the future recedes. Possibilities decreasing, regrets mounting.”

 

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