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2022年読んでよかった本10冊

【英語で読む】『国境の南、太陽の西』名言9選

今回は、村上春樹の『国境の南、太陽の西』の英語名言を9個集めました。

 

ドイツで文学論争が起こった問題作ですが、相変わらず英語訳は読みやすい。

春樹はむやみに難しい専門用語を使わないので、英語初心者でもけっこう読めるレベルです。

 

 

 

1

でもそのときの僕にはわかっていなかったのだ。

 

自分がいつか誰かを、とりかえしがつかないくらい深く傷つけるかもしれないということが。

 

人間というのはある場合には、その人間が存在しているというだけで誰かを傷つけてしまうことになるのだ。

 

 

But I didn’t understand then.

 

That I could hurt somebody so badly she would never recover.

 

That a person can, just by living, damage another human being beyond repair.

 

 

2

穏やかで、天気が良くて、まだ始まったばかりの日曜日。

 

宿題も何もなく、ただ好きなことをすればいい日曜日。

 

彼女はよく、僕をそういう日曜日の朝のような気分にさせてくれた。

 

 

A gentle, clear day, just getting under way.

 

No homework to do, just a Sunday when you could do what you wanted.

 

She always gave me this kick-back-and-relax, Sunday-morning kind of feeling.

 

3

僕は自分でも何がなんだかわけがわからないくらい激しく彼女に引かれることになった。それはまるで、白昼に道を歩いていて出し抜けに、目には見えない無音の雷に打たれたようなものだった。

 

そこには留保もなく条件もなかった。原因もなく説明もなかった。「しかし」もなく「もし」もなかった。

 

 

The first time I laid eyes on her, it was as if I were walking down the road one afternoon and a silent bolt of lightning struck me smack on the head.

 

No ifs, ands, or buts-I was hooked.

 

4
「誰にでも親切にするわけじゃない。誰にでも親切にするには僕の人生は限られすぎている。君ひとりに対して親切にするにも、僕の人生は限られているんだ。

 

もし限られていなかったら、僕はもっといろんなことを君にしてあげられると思う。でもそうじゃない」

 

 

I can’t be kind to everyone. There are limits to my kindness; even to how kind I can be to you.

 

I wish there weren’t; then I could do so much more for you. But I can’t.

 

5
他人のために泣くには僕はあまりにも身勝手な人間にすぎたし、自分のために泣くにはもう年を取りすぎていた。

 

I was too self-centered to cry for other people, too old to cry for myself.

 

6
「『しばらく』というのはね、待っている方にとっては長さが計れない言葉なんだ」

 

“ For a while is a phrase whose length can’t be measured. At least by the person who’s waiting.”

 

7
国境の南には「たぶん」は存在するかもしれない。でも太陽の西には「たぶん」は存在しないのだ。

 

Probably is a word you may find south of the border. But never, ever west of the sun.

 

8
みんないろんな生き方をする。いろんな死に方をする。でもそれはたいしたことじゃないんだ。あとには砂漠だけが残るんだ。

 

Lots of different ways to live. And lots of different ways to die. But in the end…all that remains is a desert.

 

9
僕はその暗闇の中で、海に降る雨のことを思った。

 

広大な海に、誰に知られることもなく密やかに降る雨のことを思った。雨は音もなく海面を叩き、それは魚たちにさえ知られることはなかった。

 

誰かがやってきて、背中にそっと手を置くまで、僕はずっとそんな海のことを考えていた。

 

 

Inside the darkness, I saw rain falling on the sea. Rain softly falling on a vast sea, with no one there to see it.

 

The rain strikes the surface of the sea., yet even the fish don’t know it is raining.

 

Until someone came and lightly rested a hand on my shoulder, my thoughts were of the sea.

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