分厚い専門書は読むのに何日もかかるから、なかなか読む機会がない。
でも、難しい分、読み終えた時の達成感はひとしお。
俺が思うに難しい本を好む人は、ドMだ。
さんざん辛い思いをして最後にようやく快感が得られるんのが好きなんだとしたら、ドMでしかない。
では、26歳がえらぶ人生ベスト専門書3選を紹介する。
26歳がえらぶ人生ベスト専門書3選
ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論
かつてケインズは「2030年までには、テクノロジーの進歩により、欧米諸国で週15時間労働になるだろう」と予言したけど、実際にはいまだに1日8時間労働が続いている理由を本書は語ってくれる。
その理由こそが「ブルシット・ジョブ」なんだ。
しなくていいのに、「働いているんだ」という実感と承認欲求を得るためだけに存在している仕事。それがブルシット・ジョブ。
あなたの仕事もブルシット・ジョブかもしれない。
利己的な遺伝子
理系の本ではあるんだけど、文系でもふつうに読める。
本書を要約すると、
- 今までは「人間が生き残るために遺伝子がいる」と思われていた
- しかし本書によって「遺伝子が生き残るために人間がいる」が常識になった
人間と遺伝子の主従関係を逆転させた衝撃の本なんだ。
世界を見る目がクリアになる本だ。
人間ではなく遺伝子が主役となれば、人間観も人生観も死生観もすべて変わってくる。
21世紀の資本
本書は読んでなくても要点だけ知っていれば、インテリぶれるのでコスパのいい本だ(俺も読んでない)・
本書の要約はこう。
労働して得られる給料よりも、資本家の資産が自己増殖するスピードの方がはやい。
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だから、資本家たちに財産税を課税すべし。
でも、実際には利権があるので課税するのはむずかしい。
なんてこった。
小学生の頃から「努力すれば報われる」と教えられてきたのに、たまたまお金持ちの資本家の家に生まれたほうがお金が増えるスピードは早いのだ。
この理屈、ニートになるための言い訳にも使える。
「ピケティが『21世紀の資本』でも言ってる。サラリーマンは豊かにはなれないって。だから、俺は時間貴族になるためにニートになる」
『21世紀の資本』を盾にすれば、ニートのお言葉も多少は説得力があるはずだ。
ニートになる時はぜひ使ってほしい。
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