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2022年読んでよかった本10冊

【書評】2020年11月発売のおすすめビジネス書3冊

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今月の時事ニュース

東京都は、酒類を提供する飲食店などに営業時間の短縮をまたもや要請した。
 
 
とはいえ、日本のコロナ感染対策は基本的に「お願い」ベースなので、ルールを破って酒類を提供している飲食店も増えているらしい。
 
 
これだと、まじめにルールを守って営業時間を短縮している店が損をする。
まさに「正直者がバカを見る」という事態で、大人たちのこの姿を見た子供たちは「ルールを破る方が美味しい思いをできる」と学習するんじゃないか……。
 

今月の俺ニュース

TOEICの点数が800を突破した。
投稿が見つかりません。
これだけで武器になるわけではないけど、転職するときも多少は有利になるかなと思う。
 
 
ただし、TOEICはしょせん、リスニングとリーディングだけの試験だから、「TOEICできる=英語できる」ではない。
 
 
TOEIC満点でも、まるで英会話ができない人はいるんだ。

2020年11月発売のおすすめビジネス書3冊

①オードリー・タン 自由への手紙

 
オードリー・タンは、35歳の若さで台湾のデジタル担当閣僚になっている有名人。
 
本書ではこう書かれている。

2度の思春期を迎えた後、「男か女か」と言う二者択一的な考え方は私の中から消えました。

 
━━オードリー・タンは、女性でも男性でもなく、恋愛の対象はホモ・サピエンスだそう。
 
 
つまり、「性的な区別がない」ということだろうか。
いずれにせよ、まだまだLGBTに対して偏見が強い日本から見るとすごく進歩的で、彼(彼女)が閣僚になれるということ自体、台湾の先進ぶりを証明してる。
 
 
ちなみに、オードリー・タンは、デジタル担当閣僚でありながら、指でタップしてスクロールできない2つ折りのガラケーを使っているとのこと。
 
 
その理由は

スマホだと指でかんたんに操作できてしまうので、無駄にSNSばかり見てしまうから

━━ということらしい。
 
やっぱ、スマホって便利すぎてよくないんじゃね……?
 


 

②グレート・リセット ダボス会議で語られるアフターコロナの世界

 

目次紹介
・第1章では、経済のリセット
 
・第2章では、企業のリセット
 
・第3章では、個人のリセット

━━が書かれていて、コロナウイルスをきっかけに僕らの住んでいる地球が丸ごと「リセット」されるという内容。
 
 
特に、第3章の個人のリセットの話では、コロナウイルスをきっかけに、世界中の人々のメンタルが急激に悪化していると書かれている。
 
 
日本でも有名人の自殺がたくさんあったし、日本人も精神の危機が来ているのかもしれない。
 
 
メンタル対策については、本書のP245〜で語られているので、そこだけでも読むのがおすすめ。
 


 

③叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」

 
2ちゃんねるの創設者として有名なひろゆきの最新本。
 
 
「子供の学歴は親の収入で決まる」など、世間から叩かれそうな不愉快な事実のオンパレード。
 
 
本書で紹介されていた、ハーバード大学とプリンストン大学が共同で行った実験がかなり衝撃的だった。
 

実験の内容
ニュージャージー州にあるショッピングモールの駐車場で、富裕層と貧困層を対象にした実験。
 
 
ショッピングモールに買い物に来ていた人たちに「あなたの車に不具合が起きている」と修理にお金がかかることを伝えた後で、知能テストを受けさせる。

 
 
実験の結果
1度目は、「あなたの車の修理に300ドルほどかかります。ただし、自動車保険が適用されて負担は半額で済みます。修理しますか?それともまだ様子を見ますか?」とたずねる。
 
 
➡︎この場合、工面するかどうか検討しなければならない金額は150ドルなので、決して高い値段ではない。
 
 
 
 
2度目は、「あなたの車の修理に3000ドルほどかかります。ただし、自動車保険が適用されて負担半額で済みます。修理しますか?それとも様子を見ますか?」とたずねる。
 
➡︎この場合、工面するかどうか検討しなければならない金額は1500ドルなので、かなり高い値段になる。
 
 
➡︎2度目の質問をたずねた後で知能テストを行うと、富裕層は変化がなかったものの貧困層の成績は著しく低下した。

 
この実験結果からわかる残酷な事実は、こう。
 
貧困層にとって、1500ドルはあまりに大きい金額であり、動揺して頭が混乱してしまい、知能が低下した。
 
 
お金のことで頭がいっぱいになっていると判断力が弱り、損をしやすい。
つまり、貧乏であるがゆえに間違った判断をしがちだということ。貧乏な人は、貧乏であることが理由でどんどん貧乏になっていく。

 
━━という胸糞悪い実験結果が明らかに。
 
 
世間には、お金がなくて判断力が弱っている人たちを狙い撃ちにしたビジネスがたくさんあります。
 
貧困ビジネス」などは、まさにこれだと思う。

 
貧乏自体が悪いとは思わないけど、明日の生活を心配しなくていいくらいの貯金はしておいたほうがよさそう。
自分の判断力を守るためにも。
 


 

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