今月の時事ニュース
「知の巨人」の異名をほしいままにしていたノンフィクション・ライターの立花隆さんが亡くなった。
彼の本が学生時代から好きで、1冊1冊の本の情報量が半端ないので1ヶ月くらいかけて1冊の本を読んでたっけ。
東大文学部の文系出身にもかかわらず、宇宙、医療、生命、化学など、理系ジャンルの本も多数執筆していて、理系に弱い俺としては憧れる気持ちが強かった。
知識欲を満足させたい人はぜひとも立花隆さんの本を読んでみてほしい。
今月の俺ニュース
レアバイトであるVRの体験バイトに行ってきた。
VRはまだ発展途上の技術だから、たまに実験台が募集されてるんだ。
時給は安かったけど、テクノロジーの最先端に触れる体験ができたので大満足。
【書評】2021年6月発売のおすすめビジネス書3冊
①スピリチュアルズ 「わたし」の謎
「ビッグファイブ」とはつまり、人間の性格がたった5つの要素で構成されているとする考え方。
「人間は複雑だ」と信じている人からすると、たった5つのピースで人間の性格が説明できてしまうのは衝撃の事実。
本書では、このビッグファイブを少し拡張して、8つのピースで人間の性格の正体に迫っている。
①明るいか、暗いか(外向的/内向的)
②精神的に安定しているか、神経質か(楽観的/悲観的)
③みんなと一緒にやっていけるか、自分勝手か(同調性)
④相手に共感できるか、冷淡か(共感力)
⑤信頼できるか、あてにならないか(堅実性)
⑥面白いか、つまらないか(経験への開放性)
⑦賢いか、そうでないか(知能)
⑧魅力的か、そうでないか(外見)
人間は他者に初めて会う時、この8つの要素しか気にしていないと著者は言う。
言われてみれば確かに、初対面で気にする相手の要素って、この8つくらいしかない。
で、本書のなにがすごいかというと、⑦知能と⑧外見を取り上げているところだと思う。
知能と外見は、言ってしまえば遺伝で大きく決まってしまう「生まれながらの残酷な格差」といえる。
世間では経済的な格差ばかりが注目されるけど、若者にとっては給料が数万円多いか少ないかよりも、外見や知能による「モテ/非モテ格差」の方がよほど重大な問題だと思う。
読むと気分が暗くなる本だけど、残酷な事実と向き合いたい人にはおすすめ。
ビッグファイブの性格診断テストは、おもしろいのでぜひやってみてください。
http://www.sinritest.com/bigfive01.html
ちなみに、俺のビッグファイブ性格診断テストの結果はこうなりました。
ビッグファイブの性格診断テストやってみたらこうなった。▼
外向性が高く、新しい経験にも前向きだけど、チームワークが必要な作業がやや苦手って感じですね。
やっぱ会社員よりもフリーランスの方が向いてるのかもしれない。https://t.co/fqKENftviu pic.twitter.com/moHfFyQT90
— タロン@本読み (@shin_taron) July 14, 2021
外向的なら営業職、内向的なら経理やプログラマーなど、自分の性格に合った職業が見つかるきっかけになるかもしれない。
間違って内向的な人が営業職についてしまうと、精神的にブレイクしてしまう可能性が高いってことになる。
橘玲『スピリチュアルズ』
たった8つの要素で人間の本質に迫る。
①外向的/内向的
②楽観的/悲観的
③同調性
④共感力
⑤堅実性
⑥経験への開放性
⑦知能
⑧外見アカデミズムではタブーの外見を論じているのはさすが。
「言ってはいけないこと」を言う著者のペンは鋭い。https://t.co/QcngEmhopd— タロン@本読み (@shin_taron) July 4, 2021
②ボイステック革命 GAFAも狙う新市場争奪戦
最近、音声コンテンツが人気。
俺自身も思うことだけど、YouTubeやTikTokをはじめとした動画コンテンツが多すぎて、慢性的に目が疲れてしまっている。
でも、耳は空いている。
動画を見ると、視覚も聴覚も奪われてしまうのでそれにかかりきりになるけど、音声なら「ながら聞き」ができるので家事や通勤などの間に聞けるのが最大のメリット。
俺は最近、夜寝る前に音声コンテンツを聞いていることが多い。
寝る前に動画を見てしまうと、目が冴えてしまって睡眠の質が下がるから。
寝る前の音声コンテンツは、まるで子守唄のようで気持ちいい。
しかも、音声なら目が悪くなった高齢者層にも受けそうなので、これから先、音声コンテンツはもっと注目されていきそう。
緒方 憲太郎『ボイステック革命 GAFAも狙う新市場争奪戦』
クラブハウスブームは一瞬で終わったものの、音声コンテンツのポテンシャルはまだまだありますね。
現代ではほとんどの人が目が疲れているので、耳だけで「ながら聞き」ができる音声コンテンツは魅力的😌https://t.co/9NE1xNTZoe
— タロン@本読み (@shin_taron) July 11, 2021
ちなみに、音声コンテンツだと、Voicyがおすすめ。
たぶんvoicyが一番有名人が集まってる。
有名人が集まると、自然にコンテンツも増えるし、アプリも使いやすくなるので、こういうのはとりあえず一番人気のvoicyを聞いてみるのがおすすめ。
③9割の社会問題はビジネスで解決できる
あらゆるビジネスは社会の問題を解決するためにあるけど、マーケットニーズがないものは誰もやろうとしない。
たとえば、過疎化・食品廃棄・難民問題は重大な問題だけど、必ずしも儲かるわけではないので、やろうとする人は少ない。
このようなマーケットから放置されている問題を解決しようとするのが、「ソーシャルビジネス」らしい。
本書では、このソーシャルビジネスについて書かれている。
ビジネスというと、儲からない分野が放置され、どんどん格差が拡大していくイメージがあるけど、著者はそれに抵抗している。
━━ということに気づかされた本だった。
田口 一成『9割の社会問題はビジネスで解決できる』
ビジネスは儲かる分野にばかり集中しがちだけど、本書で紹介されているソーシャルビジネスなら、誰も参入しようとしない貧困問題や難民問題にもチャレンジできる。
ボランティアじゃなくともビジネスにもできる事は多い…https://t.co/JrcJa8OEnn
— タロン@本読み (@shin_taron) July 11, 2021
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