今月の時事ニュース
漫画家の藤子不二雄さんが亡くなった。
彼のマンガで一番好きなのが、『定年退食』という短編マンガ。
高齢化社会が極限まで進行した未来社会に生きる老人たちを描くSF短編マンガ。
わしらの席は、もうどこにもないのさ。
━━というブラック・ジョークがブぶっ刺さるシルバーマンガなので、ぜひ読んでみてほしい。
今月の俺ニュース
会社辞めた。
がっつり有休消化期間もらったから、しばらくはお金もらいながらニートする。
2022年4月発売のおすすめビジネス書3冊
メタバース進化論
今のところ、メタバース関連の解説本の中ではいちばん分かりやすかった。
大きなブームになってるメタバースなんだけど、今回が初のブームではない。
2008年にアメリカのリンデンラボ社が提供する仮想空間「セカンドライフ」が社会現象になった。
「セカンドライフ」では、アバターを操作して世界中のユーザとテキストチャットや音声でコミニケーションでき、ゲーム内通貨を現実のお金に換金できることが画期的で、実際に大金を稼ぐユーザーが現れた。
だけど、当時のインターネット環境の制約やパソコンのスペックの低さのせいで廃れてしまったらしい。
今回が二度目のブームなんだけど、定着するかは今のところ謎。
やはり、メタバースで匂いを再現することは到底不可能らしい。
匂いが感じられないのでは、やはりメタバースが現実世界の完全なる代替になることは難しいし、またブームがしぼんでいってしまいそうだけど、どうなんだろう。
今後のメタバースの動きに注目。
『メタバース進化論』バーチャル美少女ねむ
仮想空間内で感じるはずのない感覚を擬似的に感じてしまうことを「ファントムセンス」というらしい。
仮想空間内で死んだらリアルの肉体も死ぬという映画『マトリックス』の世界が現実に……?https://t.co/nTamzTsUxt
— タロン@ガジェボート (@shin_taron) May 13, 2022
VR体験バイトに行ってきた時の記事です。
ビジネス書ベストセラーを100冊読んで分かった成功の黄金律
俺もビジネス書を何年か読んできたからわかるけど、ビジネス書は矛盾だらけ。
本書は、ビジネス書の矛盾におもしろいツッコミを入れながら解説してくれている。
ホリエモンの『多動力』では、こんな言葉が出てくる。
大事な会議でスマホをいじる勇気を持て。
そして、箕輪厚介さんの『死ぬこと以外かすり傷』では、こんな言葉も。
イベントをドタキャンする。泥酔状態で偉い人との会食に行く。こうでもしないと、周りも自分も弛緩してしまう。
━━あまりにも極論に走りがちで、こんなことを一般人が真似したら大火傷する。
会議中にスマホをいじっても許されるのはホリエモンだから。
酔っ払って会食に行っても許されるのは箕輪さんだから。
サル真似すると火傷しがちなビジネス書の矛盾を、おもしろいツッコミで切って捨てていくのが本書。
著者はビジネス書を読む過程を配信でリアルタイム公開してる。
ビジネス書のうさんくさい教えに合理的に即ツッコミを入れているので、かなり頭がいい。
メタバース さよならアトムの時代
タイトルの「アトム」っていうのは、=物質のこと。
メタバースで買い物も観光も娯楽もできるとなると、もはや移動する必要がなくなる。
人生は「容姿ガチャ、身長ガチャ、親ガチャ、就職ガチャ」と運ゲーだらけだけど、自分の理想のアバターをつかってメタバースで生活できるようになれば、ガチャに外れた人でも挽回できるチャンスがあるんだ。
とはいえ、たぶんメタバース上でも、「人間関係の広さ、課金額の高さ、アバターの完成度」とかの要素で格差が生まれるんだろうけど、リアル人生の勝ち組/負け組の格差に比べればマイルドになりそうな気はする。
メタバースが人類史上もっとも平等な居場所になるのかは未知数。
一番最悪なシナリオは、リアル人生でもメタバース人生でもなじめずに追放されてしまうことだけど、それもありえるかもしれない。
特にITにうとい高齢者はリアル社会にもなじめず、メタバースにもなじめないということが起こりそう。
『メタバース さよならアトムの時代』
容姿ガチャ、親ガチャ、就職ガチャ、遺伝ガチャ……人生は運ゲーでしかないけど、自分の理想のアバターを使ってメタバースで生活できるなら、人類史上もっとも平等な空間になるのかな。https://t.co/FW9olKXGZS
— タロン@ガジェット&読書(アメリカ出張🇺🇸から帰国しました) (@shin_taron) June 15, 2022
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