今月の時事ニュース
いわゆる「AV出演被害防止・救済法」が公布、施行された。
表向きは女性の救済を謳ってるけど、実際にはこの法律のせいでさらに困窮する女性がいるわけだから全女性の救済は難しい。
AV女優の一存で撮影した作品を公開不可に出来るAV新法。
撮影費用、イベント費用、人件費など製作会社の払ったお金は女優に請求出来ません。
結果、まともなAV産業は縮小して、半グレが女性を騙して撮影した動画が海外ポルノサイトで公開されて、被害者救済も出来ないし税収も雇用も無くなるオチかと。 https://t.co/K6LC6wCwxI— ひろゆき (@hirox246) June 22, 2022
女性を助けたいという善意からこの法律を作ったのかもしれないけど、善意がいい結果を生むとは限らない。
日本人が善意で古着をアフリカに送ることでアフリカ現地のアパレル産業が全く育たず、いつまでもアフリカが自立できないのと同じ。
善意が悪意より悪い結果を生むこともあるんだ。
今月の俺ニュース
今月は面接を受けまくった。今月だけで20回ほど。
たぶん、人生最高記録。
勝率はだいたい5割くらいといったところで、半分くらいは内定をもらえたんだけど、いずれも長期的に考えると転職するには微妙な会社なのでこっちから「逆お祈りメール」を送って内定辞退した。
企業に「逆お祈りメール」を送るのはなかなか快感で、「こっちが選ぶ側の立場」なんだと思うといい気分になる。
「選ぶ側の立場」である大企業の人事部が、偉そうな態度になるのもわかる。
これだけ面接を受けると、いろいろ思うところがあったので記事にしました。
第三次世界大戦はもう始まっている
「アメリカはウクライナに武器を供与し、ウクライナを『人間の盾』としてロシアと戦っている」と、トッドは厳しくアメリカを批判している。
戦争が終結してもウクライナ人、あるいはヨーロッパに反アメリカ感情は根強く残るだろうから、アメリカは世界の嫌われ者になるかもしれない。
トッドは、最終的に「そんな狂ったアメリカと同盟国である日本が心配だ。日本も核武装したほうがいい」と日本にアドバイスをしてるんだけど、核アレルギーのある日本にそれは難しそう。
結局、ヨーロッパの各国は資源大国ロシアの天然ガスに依存してるので、ロシアは強気のまま侵攻を決意したのかもしれない。
『第三次世界大戦はもう始まっている』
西洋は天然資源大国ロシアにエネルギー源を依存してるから、ロシアは強気になってウクライナに侵攻したのかなあ。
とすると、資源なさすぎの国、日本が他国を侵略するなんてありえないので、日本人は自国が侵略国になる心配はなさそうhttps://t.co/mFsnAyQoWI
— タロン@ガジェボート (@shin_taron) July 7, 2022
決戦!株主総会 ドキュメントLIXIL死闘の8カ月
LIXIL(リクシル)といえば、サッシやトイレといった住宅設備機器を手がける国内最大級のメーカー。
本書の内容は、著者が一言で要約している。
LIXILで約3%の株式しか持たない創業家出身者が、わざわざ外から呼んできたプロ経営者を追い出すという事件が起きた。
そこまではよくある事例だが、追い出されたプロ経営者が泣き寝入りせずに戦いを挑み、勝つ事はほとんど不可能と言われる株主総会で勝利した。
おそらく日本の企業社会ではじめての展開だ。
外部から招かれたプロ経営者が、創業者一家に追い出された。
でもプロ経営者は「これは不当だ!」ということで、株主総会に訴えて元の座に返り咲くというカムバック物語。
創業者一族とプロ経営者のぶつかり合いがおもしろくて、株主総会での決戦も読みごたえあり。
最近、株主総会の一票をめぐって大混乱になったというノンフィクション本を読んだ。
ほとんどの株主総会は事前に結果がわかってておもしろくないけど、たまに波乱の展開が株主総会で起こるのが楽しい。俺も参加してみたい。
株主総会は大人の文化祭だ。
テクノロジーが予測する未来
初心者が最初に読む本として最適。
『いちばんやさしいWeb3の教本』という本が「あまりにも間違った記載が多い」ということで大炎上中。
「いちばんやさしいWeb3の教本」、ほとんどの説明が間違えてるのでマジで頭がクラクラする。
あの「インターネットマガジン」を出していたインプレスが作った書籍だと考えると、感慨深い…#いちやさWeb3#Web3 #インプレス pic.twitter.com/hZLaXiPWEB— あげ玉 (@PCM3324) July 21, 2022
OSの説明なんかはITパスポートレベルの知識で明らかにおかしいと分かるんだろうけど、俺みたいなIT初心者は「へーなるほど」で納得してしまう可能性大。
良くも悪くも、「本は編集者が何重にもチェックしてるからミスはほぼない」と思い込んでるから無批判に読んでしまう。
こういうできたてホヤホヤのテクノロジー知識は、
- 浅い知識なのにドヤ顔で布教したくなる人
- ドヤ顔の側に回りたくて急いで知識を得ようとする初心者
━━の2種類の人間に分かれるから、初心者は注意。
(俺も初心者だから気をつける)
それにしても、編集者がチェックしてるはずの本がここまで間違ってるとなると、「ネットの知識は誤りが多すぎるから本を読む」という戦略が通用しなくなってしまうな。
本書『テクノロジーが予測する未来』は特に批判もされておらず、誤った内容ではないと思うので、以下に俺が学んだ内容を箇条書きで書いておく。
- web1
➡︎情報の発信者と受信者をつなげるようになった。
メディアでいえば「本、雑誌、新聞」という時代。 - web2
➡︎SNSの登場。情報発信者は少数だったが、誰もが情報発信できるように。
ただし、GoogleやTwitterなど、支配者がはっきりしている中央集権型の構造。 - web3
➡︎分散的=非中央集権的。
DAO(分散型自立組織)など、正社員、派遣社員、アルバイトの区別なく、しかも上司・部下の区別さえない新しい組織の誕生。
- ブロックチェーン(取引履歴を記録する仕組み。事実上、改ざんが不可能)を使って、デジタルデータが「本物なのか」「誰のものなのか」を証明するのがNFT。
- デジタルデータはいくらでもコピペできそうだけど、この世に一つしかないオリジナルだと証明できるのがNFT。
- クリエイターが絵を描いて画廊に出展するよりも、OpenSea(NFTマーケットプレイス)に出品する方が楽だし、勝手にコピーされる心配なくオリジナルを販売できる。
クリエイターが自分の力で稼げる仕組み。
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