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2021年読んでよかった本10冊

【血も凍る怖さ】角川ホラー文庫おすすめランキング|10作紹介

角川ホラー文庫 おすすめ  ランキング

書店の書棚を見ると、あまり近づきたくない一角があることに気づいたことはありませんか?
 
僕はその真っ黒さを見るたびに、大人にならないと読んではいけないものだと思っていました。読むこと自体がタブーの本。
 
 
 
 
そう、角川ホラー文庫のことです。

 

よく高校生の頃に読んでいたのですが、あの頃は今よりももっと純粋にホラー小説を読んで怖がっていました。
 
歳を取ると、怖がるべきものが他に増えてしまって、子供のころほどホラー小説を楽しめなくなるのが残念ですよね……。
 
 
それはさておき、今回は僕が角川ホラー小説の中で、血も凍るほど怖かった本を10冊、ランキング形式で紹介します。
 
大人のホラーは週末の夜に読むのがふさわしいですよ。ぜひとも。

タップできるもくじ

角川ホラー文庫おすすめランキング

1位から10位まで紹介します。
 
どれか1冊だけでもよんでもらえると嬉しいですね。

1位 黒い家

 
血も凍るほど怖い本を紹介すると言いましたが、実際に血が凍るほど怖かったのはこの本だけです。
 
角川ホラー文庫で最恐の本といえば、これしかないでしょう。
 
 
保険金殺人にからむホラーなのですが、霊的な現象はいっさいなし。

人が怖い系のホラーです。

ほとんどのホラー小説って、歳をとって読み返すとぜんぜん怖くなかったりしませんか?
 
 
しかし、この『黒い家』は、
歳をとって読み返すと、より恐ろしくなるのです。

作中では、共感性のないサイコパスおばさんが登場し、主人公が追い詰められていくのですが、どのシーンを切り取っても怖い、怖すぎる。
 
 
なぜ歳をとってから読むと余計に怖くなるかというと、けっこういるからですよ。社会にはこういうサイコパスが。
 
 
社会人をやっていると、
絶対に分かり合えない人がいます。

僕は、そういう理解できない人を見るたびに、この小説を思い出します。
 
社会人になったからこそ、この小説の恐ろしさがようやく分かるようになりました。
 
 
大人になってから読むと余計に怖くなるようなホラー小説って、ほぼないですよ。
 
 
絶対読んでください。損はしません。
 
 
 
著者の貴志祐介は他にも、大人になってから読むと余計に怖くなるホラー小説をいくつか書いています。
よければこちらもご覧ください。
投稿が見つかりません。

2位 夜市

望むものがなんでも手に入る「夜市」に迷い込んだ子供の話です。
 
僕がいいと思ったのは、文体です。
 
この著者は、なんというかすごく、

「なつかしい文章」を書くんですよね。

なぜか、子供の頃に書いた読書感想文を思い出します。
 
 
なのに、読みやすい。
しかもラストは、ひねりが効いていて、絶対に思いつかないようなストーリーのたたみ方なのです。
 
ささいなことが怖かった子供のころを思い出す、なつかしいホラー小説です。これは人によって好き嫌いが少ないタイプの小説なので、ホラー独特のグロさが苦手な人にもおすすめできます!

3位 ぼぎわんが、来る

「ぼぎわん」という得体の知れないなにかが追いかけてくるという、チェイス系のホラー小説。
 
 
追われる恐怖を味わえますね。
 
特に第2章のラストが、ホラー史に残る最恐シーン。

「あいてるだろ、うらが」

━━この一言が怖かった。ぜひ、読んで確かめてみてください。トイレにいけなくなりますから。

 
著者の澤村伊智は、最近登場したホラー作家みたいです。
他のホラー小説では、SNSにからめたホラーを描いていたりして、まさに現代のホラー作家という感じ。

 
 
今注目のホラー作家なので、注目です。

4位 レフトハンド

 
研究所から、レフトハンド・ウィルスが漏れ出すというSFバイオ・ホラー小説。
 
このウイルスに感染すると、左腕に心臓が移動して左腕が独立した生物となり、人間は死に至るというトンデモな設定です。
 
左腕が研究所内を歩き回る描写はトラウマものでした。
なかなかグロいので、その点は注意ですね。
 
 
ちなみにレフトハンド・ウイルスは、研究所が開発した人工ウイルスです。
 
2020年のコロナウイルス禍でも、

「コロナウイルスは、研究所が開発した人工ウイルスだ」

━━みたいな都市伝説がありましたよね……。
 
意外なことに、この小説はコロナウイルスとちょっとかぶるところがあります。
 
アフターコロナに読むと、いっそう面白いですよ。

5位 D-ブリッジ・テープ

 
今回のホラー小説ランキングの中では、もっとも異色の作品です。
 
ゴミにあふれたDーブリッジに住みつく少年の叫びを記録したカセットテープが再生されるという、ただそれだけの小説。
 
 
この小説、最初から終わりまでずっと、テープに記録された少年の叫びが続きます。
こんなふうに。

 
「」でくくられた少年の叫びが、えんえんと続くという珍しい小説です。ほぼ全て少年のセリフだけなんですよ。(珍しくないですか、そんな小説)
 
 
風景描写がほぼなく、少年の声だけでストーリーが進みます。

なので、圧倒的に読みやすいです。

中編小説ですが、30分くらいで読み終わりますよ。
 
ラストの少年の叫びが印象的で、僕はずっとそれを覚えています。
 
今回のホラー小説ランキングではいちばん短いので、ぜひ30分でサクッと読んでみましょう。
 
短い時間で、最高の衝撃を受けると思いますよ!
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6位 墓地を見下ろす家

 
マンションに移り住んだ一家を、怪奇現象が襲うという古典的ホラー。
 
怪奇現象によって一家がマンションに閉じ込められるのが見所です。
 
マンションの外に出ようとしても、ドアも窓ガラスも開かなくなり、外から助けに来た人が光線で消滅したりと、なかなか幽霊サイドもやりたい放題です。
 
 
いちばん怖かったのは、地下室に空いた穴のシーンですね。あのシーンは怖かったです。
 
今回のランキングでは、いちばん王道のホラーですね。

7位 ぼっけえ、きょうてえ

 
「ぼっけえ、きょうてえ」とは、岡山の方言で、

「とても恐い」という意味です。

岡山の遊郭で、醜い女郎が自分の身の上話を始めるストーリーです。
 
ところどころ岡山の方言が出てきて、よくわからない部分もあるのですが、それが逆に生々しくて怖い。
 
 
なんで女性の告白ってこんなに恐ろしいんですかね。
 
今回のランキングの中だと、いちばんジメジメして日本的なホラーです。
 
僕は、
最怖の方言ホラー小説

━━だと思っています。

8位 粘膜人間

 
今回のランキングで、ダントツにグロいホラーです。
 
身長195cm、体重105kgという異形な巨体を持つ小学生の殺害を計画する話なんですが、それは序盤の話。
 
 
途中で拷問シーンが何度か出てくるのですが、この描写がグロテスクすぎる。
正直、

文章を読んでいて吐き気を感じたのは初めてでした。

この小説はちょっとおすすめできないできないので、8位です。
 
グロ耐性がある人でも確実に「オエッ」となりますので、取扱注意のホラー小説です。
 
 
正直、これほどグロい文章を書けるこの著者は、
ちょっと異常なんじゃないか……。

━━とさえ思ってしまいます。
 
それほどグロテスクなんですよね。
 
これは読まない方が身のためです。読んで吐いても僕は知りません。

9位 アンダー・ユア・ベッド

 
ストレートに言うと、変態の話です。
 
ベッドの下って怖いですよね。特に子供の頃は。
 
ガチのホラー感はないのですが、ねっとりした気持ち悪さがあります。
 
 
ちなみに、ベッドの下つながりで、こんなスペイン映画もあります。

 
好きになった女性のベッドの下に潜む男の話です。
 
主人公の男の怪演が光る変質者的ストーリーなので、こちらもおすすめです。

10位 なまづま

 
激臭を放つ粘液におおわれた生物をめぐるストーリーです。
生物の名前は、

ヌメリヒトモドキ

もちろん架空の生物ですが、こいつのインパクトがすごいです。
 
 
もしかして元人間なんですかね? 作中の描写ではよくわかりませんが……。
 
ただ、文章が読みにくい(著者がわざとそうしている可能性もある)ので、ちょっとおすすめはしにくいですね。

【おまけ】あまり怖くなかったホラー小説

番外編として、ホラーなのにそれほど怖くなかった角川ホラー文庫も3冊だけ紹介します。

リング

 
『リング』といえば、貞子がTV画面から這い出てくるあのシーンが有名ですよね。
 
でも、あのシーン、

原作にはありません。

あのシーンが読みたくて原作を読んだ人は、ちょっと肩透かしを食らうかも。
 
 
呪いのビデオに殺されるというストーリーなんですが、原作は、
ホラーというより、ミステリー小説に近いです。

原作は推理小説、映画版はホラーなので、同じ作品でもこうも違うか、と思いましたね。

パラサイト・イブ

 
ミトコンドリア遺伝子の反乱がテーマの、SFホラー小説です。
 
著者がガチの研究者なので、出てくる知識が難しいですが楽しめます。
 
 
ただ、怖いかって言われると……。
 
後半の超能力シーンがぶっ飛びすぎていて、怖さはありませんでした。
 
個人的に、超能力とか出ちゃうと、怖さはなくなるんですよねー。
 
今回紹介した中では、いちばん専門知識に満ちたホラー小説です。興味のある人はハマりますよ。

二階の王

 
表紙がよかったので、即買いしました。
 
ただ、内容はホラーという感じでもなく。
 
「悪因」「悪果」など、考古学的?なストーリーで、推理小説っぽい楽しみでしたね。
 
 
ちなみに気になるタイトルの『二階の王』とは、

引きこもりのことです。

二階に閉じこもったまま出てこない男の描写は、けっこうリアルでしたけどね。

おわりに

ぶっちゃけ、社会人になってからは、ホラー小説はあまり読んでません。
 
ホラー小説よりも、自分の人生ゲームのほうが恐ろしいと感じるからです……。

 
 
この歳になっても心の底から恐ろしいと感じるのは、『黒い家』しかありません。

 
大人になっても怖いと思えるホラー小説なんて、ほとんどないですよ。
 
『黒い家』は、オールタイム・ホラーなので、年齢は無関係です。誰でも確実に怖くなります!
 
 
ではでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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