今月の時事ニュース
緊急事態宣言は解除されたけど、いまだに自粛モードは続いている。
大変なのは、現役の学生たちだと思う。
大学生の頃は、ぜんぜん考え方の違う他の学生たちと直接つるむことで、自分の考え方の幅も広がっていくものだけど、大学に行けないのではそれもできない。
なんでもかんでもオンラインでできるわけではない。
リアルな体験が封じられてしまった今の学生たちは、将来誰を恨むんだろう。
今月の俺ニュース
村上春樹の全作品を英語版で読むというチャレンジをやり切った。
各作品から俺が好きな名言を英語訳付きでまとめてみた。
かなりしんどかったけど、英語で読み終えた時の達成感は半端なかった。
誰にも褒められないチャレンジは楽しい。
(そんなヒマあったら資格試験の勉強でもしろ)
村上春樹の小説は文章ではなく、歌詞なんだ。
読むんじゃなくて、聴く。
それが村上春樹の楽しみ方。
投稿が見つかりません。
2020年6月発売のおすすめビジネス書3選
①アフターコロナ 見えてきた7つのメガトレンド
コロナウイルスの特集雑誌みたいな本。
写真が多めなので活字を読むのがしんどい人でもOK。
この本の良さはこれ。
マスコミでは、「今のこと」ばかりが報道されていますが、いちど状況を整理するためにコロナウイルスの全体像を知っておいたほうがいい。
本書の後半には各界の有名人のインタビューがのってるけど、俺はそれを読んで、
──と思った。
同じコロナウイルスでも、専門家の間で意見が正反対に分かれていたりして、正直誰を信じていいのかわからん。
危機においては、一人の専門家だけを信じるとリスクが高いので、複数の専門家の意見を聞いて、その中間の意見を信じておくのがいいのかもしれない。
ちなみに、表紙に書かれている「7つのメガトレンド」とは、以下の通り。
・ヒューマントレーサビリティー
・ニューリアリティー
・職住融合
・コンタクトレステック
・デジタルレンディング
・フルーガルイノベーション
俺は、見事に一つも聞いたことない言葉ばかりだったので、本書で勉強した。
『アフターコロナ』の第一章の扉絵がいい。
もうこれ、アイアムレジェンドの世界やん。 pic.twitter.com/U9q8aph7ZY
— つづるん (@tsuzuru_N) July 9, 2020
②働き方5.0 これからの世界をつくる仲間たちへ
若きホープ、落合陽一によるアフターコロナの働き方についての本。
労働者にはホワイトカラーとブルーカラーの区別がある。
しかし本書では、それ以外に「クリエイティブ・クラス」という新しい階層が存在すると書かれている。
世界を変えるような影響力を持つオンリーワンの人間が、クリエイティブクラスに属するというわけ(たとえば、スティーブ・ジョブズとか)。
つまり、
・ブルーカラー
・クリエイティブクラス
──労働者にはこの3つの区別があるということになる。
本書では、
- クリエイティブクラスの人間=「魔法をかける人間」
- それ以外の労働者=「魔法をかけられる人間」
──と形容している。
落合陽一さんは魔法をかける側の人間になれと言っているようだけど、魔法をかけられる側の人間でも十分幸せになれるはずだと俺は思う。
魔法をかける側の人間になんてごく一部しかなれないし、それなら魔法をかけてもらって幸せな夢を見る方が現実的じゃないかな。
③ネットビジネス進化論
生き残る企業と消える企業は、なにがちがうのか。
本書では多くのIT企業を分析している。
その守備範囲は広くて、
・Apple
・Amazon
・Microsoft
・Airbnb
・Uber
・メルカリ
──など、多くのIT企業がなぜ発展したのかが、本書を読めばわかる。
お急ぎのあなたに、本書の結論を伝えたい。
ネットビジネスにおいて成功するための最大の要因は、
━━これが大きいらしい。
どれほど独創的なアイデアであろうと、タイミングをまちがえるとビジネスとしては失敗する。
これは、新しいテクノロジーが登場して定着するまでの流れを示した図。
これを見るとわかるように、新しいテクノロジーって期待されすぎるあまり、かならず幻滅期に入っちゃうのよね。
(たとえば5Gはこれから幻滅期に突入するはず)
つまり、
その赤字に耐えられずにつぶれてしまったネットビジネスが過去にたくさんあったらしい。
ネットビジネスで成功するには、
・ピーク期にアクセルを踏みこみすぎないこと。
この2点が重要。
YouTubeだって、仮に10年早く登場していたとしても、当時はまだネット環境が整ってなかったので普及しなかったと思う。
YouTubeは2005年というタイミングで設立されたからこそ、超人気のプラットフォームになったんじゃないだろうか。
ビジネスがうまくいくかどうかは、タイミングが命。
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