今月の時事ニュース
大阪の心療内科のクリニックが放火され、25人が死亡した事件が発生した。
重度の火傷を負った容疑者(61歳)は動機を語ることなく死亡。
「どうせ死ぬなら他人を巻き添えにして死のう」式の拡大自殺が動機ではないかと言われてるらしいんだけど、これを防ぐのは難しい。
アメリカだとこれが「銃乱射事件」という形で起こるんだけど、密集した建物が多い日本では銃乱射より、むしろ放火の方が大勢の人に被害が出る可能性が高そうなんだよな。
模倣犯が出ないことを祈るしかない。
今月の俺ニュース
アメリカ出張に旅立ったんだけど、フライトが長くてきつかった。
エコノミークラスの長時間フライトは寝るに限る。
しかも、スーツケースもなくなってしまった。
荷物がなくなるのは勘弁してほしい。同じパンツで数日間過ごすハメになったんだから。
2021年12月発売のおすすめビジネス書3冊
教養悪口本
━━というコンセプトで、悪口作家の著者が集めてきたインテリ悪口が紹介されている本。
俺もつくづく思うけど、「バカ」とか「死ね」みたいな悪口はストレートすぎておもしろくないけど、ネットで炎上するとそんな悪口ばっかりだ。
だからインターネットがつまらなくなるんだけど、それは悪口がつまらないんじゃなくて、つまらない悪口なだけ。
ちなみに俺が好きなインテリ悪口はこれ。
道徳貯金が赤字じゃない? 家で人種差別とかしてる?
(P129)
悪口を言う時こそ、知性が宿るんだ。
賢くなってたくさんインテリ悪口を言おう。
サイコロジー・オブ・マネー
俺たちが、お金の計算がうまくできないのは、まだ人類がお金に慣れてないから。
「空腹になったらご飯を食べる」という行動は俺たちの本能にプログラムされてるけど、お金のルールは俺たちの本能では理解できない。
たとえば、これはどっちを選ぶだろうか?
- ①100%の確率で10万円もらえる。
- ②85%の確率で13万円もらえる。
たぶん、①を選ぶ人が多いんじゃないかと思う。
じゃあここで、期待値を計算してみよう。
- ①の期待値:10万円
- ②の期待値:13万円×85%=11万円
なんと、計算してみると、①より②の方が期待値が高い。
つまり、②を選ぶ方が数学的には正解なんだ。
だから、本能のままにお金と付き合うと破滅する。
本能になるべく頼らないお金の付き合い方を学べるのが本書だった。
ブルシット・ジョブの謎
一時期、「ブルシット・ジョブ」という言葉が社畜の間で話題になってた。
- 誰も見ない書類を延々と作り続ける。
- 誰も必要としていないサイトやサーバーを監視し続ける。
- ただ立っているだけの受付係。
してもしなくてもいいような仕事。
これがブルシット・ジョブ。
本書でも、誰にも必要とされていない単調な仕事をやり続けたせいで、精神的におかしくなって仕事を辞めた会社員の話が出てくる。
でも、その会社員は実は高い給料をもらっていた。
━━と思うかもしれないけど、たとえ高い給料がもらえるとしても、穴を掘ってまた埋めるだけのブルシット・ジョブは人間には続けられないんだ。
俺も半導体メーカーに勤務してた時に、何の指示も与えられずに一日中デスクに座ってるだけの日があった。
最初は「なんもせずに給料もらえるなんてラッキー」と思ってたけど、すぐに耐えられなくなった。
- ①給料は高いけど、やりがいのないブルシット・ジョブ。
- ②給料は低いけど、やりがいはある仕事。
━━この2つなら、俺は②をえらぶ。
もちろん、やりがいもないのに給料も低い仕事はブルシット・ジョブどころの騒ぎじゃないので、秒で辞めるべし。
『ブルシット・ジョブ クソどうでもいい仕事の理論』については、かんたんに要約してます。
『ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか』
穴を掘って埋める式の仕事って世間に意外といっぱいあるんだよなぁ。
しかもそんな仕事の方が、看護師や介護士とかのエッセンシャルワーカーよりも高給取りだったりする。
仕事選びは人生選びよ。https://t.co/sSdiZxF2WR
— タロン@本読み(アメリカ出張🇺🇸から帰国しました) (@shin_taron) June 5, 2022
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